グーグルは、10月4日、同社スマートフォン「Pixel」の新モデル2機種、スマートスピーカー「Google Home」の大小2機種、Chromeベースのラップトップ、新たな仮想現実(VR)ヘッドセット、ワイヤレス・ヘッドフォンを発表した。その発表会見では、製品の詳細よりも、同社が人工知能(AI)の研究開発にどれだけ力を入れているかが強調された。
スンダー・ピチャイCEOは、製品発表の冒頭10分間をかけて、AIがいかにグーグルマップやグーグル翻訳の機能向上に役立っているかを力説。
グーグルは「AIファースト」企業であり、今はハードウェア、ソフトウェアとAIを組み合わせることで、コンピューティングのあり方が劇的に変わっているとした。
また、ピチャイ氏は、より大きくて優れた画面のようなハードウェアの革新は徐々に困難になってきているとし、大きな進歩は急速に開発が進むAIソフトウェアから生まれるだろうと述べた。
グーグルは、昨年から、Pixelを筆頭に「Made By Google」と銘打ったハードウェア製品ラインを提供開始。新製品発表では、すべての製品がAIによる画像認識や音場調整等を活用するものであることが重点的に説明された。