[HTML]
H1

詳細ページ

お知らせ表示

2017.02

  • アメリカ
  • モバイル
FCC、AT&Tとベライゾン・ワイヤレスのゼロレーティング・プログラムがネット中立性規則違反であるとの判断を撤回

2017年1月に、連邦通信委員会(FCC)委員長に就任したアジト・パイ新体制の下、FCCは、同年2月3日、AT&Tとベライゾン・ワイヤレスの提供するゼロレーティング・プログラムがネット中立性規則に違反しているとの判断を撤回した。

FCC無線電気通信局は、AT&T、ベライゾン、T-モバイルの3社に対して、調査の終了とともに、これまでの調査期間中に出されたいかなる結論も今後効力を持たないと通達した。

また、FCC有線競争局も、コムキャストに対して、同社「Stream TV」サービスへの調査の終了を伝えた。

AT&Tとベライゾンは、それぞれの運営するストリーミングサービスで利用されるデータ量を毎月のデータ使用量から除外しており、FCCは、トム・ウィーラー前委員長時代に、これは他の動画配信サービスが両社が自身で提供するサービスと競争することを不当に阻害するものと結論付けていた。

T-モバイルのゼロレーティングについても調査を行ったが、こちらは他社のサービスも毎月のデータ使用量から除外していることから、ネット中立性規則に違反するものではないとしていた。

なお、パイ新FCC委員長は、当時、ゼロレーティングは消費者の支持を得ているとし、FCCの決定に反対していた。