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2017.09

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音声対応デジタル・アシスタント市場の主導権争うテクノロジー大手各社

音声対応のデジタル・アシスタント市場の競争激化にテクノロジー企業各社も戦力強化を急いでおり、アマゾンは、「Alexa」開発チームを数百人増員した。

Alexaやグーグルの「Google Assistant」にシェアを奪われつつあるアップルは、Siriの責任者をエディ・キュー上級副社長からトップ・ソフトウェア・エンジニアであるクレイグ・フェダーリギ氏に変更している。

デジタル・アシスタントを利用する消費者デバイスの数は、2017年中に40億台を超えるとの予想もあり、アップル、アマゾン、グーグル、マイクロソフト、サムスン等が、いかに多くの端末に自社デジタル・アシスタントを搭載できるかを競っている。

デバイスの数では、世界36か国で3億7,500万台以上が存在するアップルが依然有利だが、3年近く前にAlexaを搭載するスマートスピーカー「Echo」を発売したアマゾンは新たな市場を開拓している。

アップル、グーグル、サムスンは、それぞれのデジタル・アシスタントの学習にスマートフォンから集める膨大な量のデータを利用できるというのが強み。

一方、アマゾンは、オンライン・ショッピング・サイトからデータを集めているが、これはユーザーのショッピングや関連するタスクの処理という面では同社を有利にしている。また、スマートスピーカーに限って言えば、アマゾンのEchoは、2016年末までに1,100万台超を販売し、米国市場の4分の3のシェアを獲得。さらに、フォードやシアーズなどとも提携し、Alexaを搭載する製品の幅を広げようとしている。

他方、グーグルも、自社アシスタント技術をソニーやLGのスピーカーや家電製品に提供していくことを発表している。

スマートスピーカー分野では、アップルも2017年6月に「HomePod」という製品を公開。年内の発売を予定している。