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2023.07

先進諸国の固定ブロードバンド接続、FTTxが多数派の地位を確かに
OECDが2023年7月に公表した加盟各国のブロードバンド統計によれば、先進諸国の固定ブロードバンド接続方式において、FTTx(光ファイバ接続)が多数派の地位を確かにしている。

2022年12月における加盟国全体での接続方式別シェアにおいて、FTTxは約38%のシェアを獲得しており、2019年の約28%から堅調に増加している。対照的に、DSLのシェアは減少基調にあり、5年前の約40%から今回の調査では約24%にまで減少している。また、ケーブルモデムのシェアは過去5年間、安定して推移しており、今回の調査では約32%であった。

国別に見ると、FTTxのシェアが、加盟5か国(韓国、日本、スペイン、アイスランド、スウェーデン)で80%、10か国(リトアニア、ラトビア、ノルウェー、ニュージーランド、チリ、ポルトガル、フィンランド、ルクセンブルク、フランス、スロベニア)で50%を超え、FTTxが完全に主流の接続方式となっている。

なお、固定ブロードバンド加入数は、ほぼすべてのOECD加盟国で依然として増加しており、2022年12月には4億8160万加入に到達、人口100人当たりの平均加入数は約35人である。この数値は2019年末の4億3,300万件と比較すると、3年間で4,860万件、11.2%の増加となった。また、加入率が最高であった加盟国はスイスで人口100人当たり48人、次いでフランス(47人)、ノルウェー(46人)、韓国(45人)であった。
 

注:緑色はG7諸国
出典:OECD broadband statistics, December 2022より作成