[HTML]
H1

アーカイブ

お知らせカテゴリー表示
掲載年選択
アーカイブ

2013.05

世界各国のスマートフォン普及状況 -新興国での所有者が急速に増加する兆し-

スマートフォン市場は、2010年前後から急速に機種の多様化と販売数の増加が進み、2012年後半には世界のスマートフォンの出荷台数はモバイル端末の全出荷の半数に達した。これとともに先進国、新興国を問わず世界各国でモバイル端末所有者のスマートフォンへの乗り換えが進んでいる。新興国の中には、ローエンド端末中心の市場からハイエンド端末への移行が進む過程で、フィーチャーフォンが出回る前にスマートフォンの大量出荷が行われたため、先進国以上にスマートフォン所有者の割合が多い国もある。

世界各国のスマートフォン普及率(2012年末)
世界各国のスマートフォン普及率
出所:各種資料より作成

端末のOSについては、2012年の出荷台数ではAndroidが圧倒的に多く、これと第2位のiOS以外は10%以下であったが、各国のスマートフォン所有者のOSの割合を見ると、まだAndroidが過半数を占めるには至っていない。

地域別に見ると、おおむね欧州ではまだiOSが優勢であり、中東諸国では、地域での導入が最初に行われたスマートフォンであったBlackBerryの所有率が顕著に高い。アジアと米州については、国ごとのばらつきが大きいものの、先進国ではAndroidが優位に立ちつつあり、新興国では数年前までスマートフォンOS市場で最大のシェアを占めていたSymbianの所有者が比較的多い傾向にある。

世界各国のスマートフォンOSシェア(2012年末)
世界各国のスマートフォンOSシェア