[HTML]
H1

アーカイブ

お知らせカテゴリー表示
掲載年選択
アーカイブ

2016.09

OECD加盟国のブロードバンド統計――モバイル・ブロードバンドの普及率で日本がトップに

2016年8月2日、経済協力開発機構(OECD)は2015年末のブロードバンド統計を発表した。モバイル・ブロードバンドの普及率では日本がトップとなった。

OECD加盟国のモバイル・ブロードバンド普及率
(人口100人あたり、2015年12月現在)
出所:OECDブロードバンドポータル

OECD加盟国のモバイル・ブロードバンドの普及率は平均90.3%で、1年前の81.6%から上昇した。首位の日本の普及率は138.8%で、フィンランドが135.4%で続いている。米国の順位が映像やデータの需要増加や競争の促進により8位から4位に上昇している。

普及率が100%を超えた国は9か国(日本、フィンランド、スウェーデン、米国、デンマーク、オーストラリア、エストニア、ニュージーランド、韓国)で前年同期比で1か国の増加となった。

固定ブロードバンドについては、加入者数は前年から約1,500万増加し3億7,100万となり、普及率の平均は29%であった。普及率の高い国の上位は欧州が占め、1位がスイス(普及率51.9%)、2位がデンマーク(同42.4%)、3位がオランダ(同41.3%)、以下、フランス、ノルウェーが続いた。接続技術別ではDSLが契約数の45.7%を占めているが、近年は光ファイバが増加傾向にあり、全体の19.7%に達している。市場シェアにおける光ファイバの割合が最も多い国は日本(約73%)で、以下、韓国(同71%)、ラトビア(同61%)が続いた。