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2024.04

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EDPS、2023年活動報告書を公表
欧州データ保護監督官(EDPS)は、4月9日、2023年の年次活動報告書を公表した[1]。2023年における主なEDPSの活動は以下の通り。
 
*EDPSは「オンラインでの児童性的虐待撲滅・防止規則案」をはじめとする欧州の規制課題について15の監督意見を提出
*EU機関向けの個人データ保護ルールの執行として、欧州委員会を含む欧州機関(EUIs)によるマイクロソフト365の使用に関する調査を実施
*欧州AI規則やデジタル・ユーロに関する立法案等に対する公式・非公式併せて計116件の立法協議を実施
*大規模言語モデル、デジタルIDウォレット、拡張現実等の将来の技術開発を評価・予測するテックソナー(TechSonar)に係る各報告書を発行
 
また、2024年にEDPSが設立20周年を迎えることを踏まえ、2024年のビジョンとしてイニシアティブを提示し、データ保護に関するイベントや対話を通じて、過去を反芻し将来の課題に対峙するための準備を行うとした。
 
EDPSのヴォイチェフ・ヴィエヴィオロウスキー監督官は、2023年のデジタルと規制に係る大きな情勢変化に対処した同機関の適応能力を強調するとともに、現在求められているEU内外のデータ保護基準を達成し、向上させるためには、これまで以上に多国間および国境を越えた協力が不可欠であると述べている。