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2024.04

  • ベトナム
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ベトナムーシンガポールに直通の海底ケーブルを敷設してデータ流通の要に
2024年4月11日、Vittelグループの子会社が、シンガポールのシングテル社と直通の海底光ファイバーケーブル敷設のMoUに調印し、陸揚げ局の運営を行うことを発表した。ケーブルは8対の光ファイバーで構成され、最新の多重化技術を利用して2027年の第二四半期には運用を開始する計画である。また、途中のカンボジア、タイ、マレーシアでの陸揚げも検討している。

これは情報通信省が定めた「2035年を目指した2030年までの国際光ファイバーシステム開発計画」に則ったVittelの取組である。計画では、陸揚げケーブルの数を少なくとも15本、334テラバイトの容量を確保するとしている。また、地域のデータを集めることができるようなデータセンターを設置することも示されており、大容量の基幹網の敷設はそのための重要な構成要素となる。

Viettelは、既にシンガポール―香港―日本を結ぶAsia Direct Cableや香港―シンガポールを結ぶAsia Link Cableへの参加を表明している。

また、Vittelグループは、4月10日にハノイ郊外のホアラックで、平均の3倍のラック数を持ち、再エネ利用によりエネルギー消費量を抑えた、国内最大級のデータセンターをオープンさせたばかりである。