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科学イノベーション技術省（DSIT）は、2月22日、英国全土の100万6,800の家庭や企業がギガビット・ブロードバンドに対応した、と発表した。
 
英国政府は、ブロードバンドサービスの商業的な展開が難しい地域において、ギガビット対応のネットワーク構築を支援してきた。2012年8月にアップグレードが開始されて以来、2019年に約6%であったカバー率は約80%に上昇した。
 
当該100万6,800の地域では、基本的なオンライン・タスク（オンライン・ショッピング、オンライン・バンキング、仕事でのビデオ通話、高解像度映画のストリーミング、オンライン学習等）が困難であったが、今後は、高解像度の映画の1分以内のダウンロード、複数デバイスでの同時のオンライン・ショッピング、高解像度のビデオ通話（開業医との通話等）等の利用に期待がかかる。
 
また対象には、学校、図書館、病院、警察署、議会事務所等、5,300の公共施設が含まれており、ギガビット対応により、公共サービスの生産性向上、人々の体験向上、ブロードバンドサービスの普及拡大、国民の経済的安定と機会向上が目指される。
 
政府は、2021年3月に、提供最困難地域に向けた50億ポンド（約9,500億円）の「プロジェクト・ギガビット」を発表したが、これに基づき、今回新たにグロスターシャーとヨークシャーで7,700万ポンドの契約が締結され、約3万2,400戸が接続されることになった。さらに、衛星接続を強化するため、7,000万ポンドのFuture Telecoms ProgrammeとVery Hard to Reach Alpha Trialsを通じてさらなる支援も発表された。