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2023.12

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  • スマート社会
MIIT等、ICV参入許可および道路通行試行業務の実施を規定
インテリジェント・コネクテッド・ビークル(ICV)の普及促進に向け、工業・情報化部(MIIT)、公安部、住宅・都市農村建設部、交通運輸部の4政府部門は共同で「ICV参入許可および道路通行試行業務の実施に関する通知」(以下、通知)を2023年11月17日に発表した。参入許可を取得したレベル3とレベル4の技術を搭載した自動運転車に対し、限定されたエリアでの路上通行の試行について規定し、運輸業務に使用する車両については、交通運輸主管部門の運行資格および運行管理の要件を満たす必要があるとした。 

試行業務の実施を通じて、ICVメーカーと使用主体の能力強化を指導し、安全性の確保を前提に、ICV製品の機能と性能を高め、産業エコシステムを最適化し発展させる。試行実証に基づき、管理経験を蓄積し、関連法令と技術規格の制定と改正を支援し、ICV生産の参入許可管理と道路交通安全の管理体系の構築と整備を加速する。

通知では、MIITなどの4部門・委員会は定期的に試行業務の実施効果に対する評価を行い、試行業務の最適化・調整を図り、ICVの参入許可、道路交通安全、交通運輸管理政策、法令、技術規格などを段階的に整備することを提示している。試行実証を経た自動運転および「車両・エネルギー・道路・クラウド」融合の先進技術と製品、実行可能な計画、革新的なメカニズムに対して、横展開ができ、普及可能な試行成果を整理、改善し、さらなる普及・応用を支援するとしている。

ちなみに、住宅・都市農村建設部及びMIITは2019年以降、北京、上海、広州など16の都市をICVの試験都市として順次指定した。これまで、各地にある2,000を超える交差点におけるレーダーなどセンサー設備の設置、24万に及ぶ5G基地局の整備が進められた。これらの都市で導入されたレベル4の自動運転システム搭載車両は1,700台に上り、累計走行距離は2,730万km以上、サービス利用者数は延べ380万を超えた。