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2023.08

  • フィリピン
  • モバイル
「SIMカード登録法」による登録期限が終了、有効SIMは全体の68%に
フィリピンでは2022年12月に、モバイル加入者に対してSIMカードへ所有者情報の登録を義務付ける、通称「SIMカード登録法(SIM Card Registration Act)」が施行されており、7月30日がその締切日となっていた。
 
フィリピン電気通信委員会(NTC)は同日、締切時点でSIMへの所有者情報の登録件数が約1億1,397万件に達したことを発表した。国内でのSIM発行枚数は同時点で約1億6,802万枚であることから、全体の67.83%が有効なSIMとなり、今後、未登録のSIMからの通信は不可能となった。
 
事業者別にみると、最大手事業者のグローブが約62%、支配的通信事業者PLDT傘下のスマートが約79%、中国電信系列のDITOが約52%の登録達成率となった。
 
当初、「SIMカード登録法」では登録期限を4月26日に設定していたが、登録件数が5割程度に留まったため、90日間期限を延長した経緯がある。なお、同法の規定では、情報通信技術省(DICT)に対して、必要に応じて最大120日間の登録期間延長が認められている。