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2023.04

  • マレーシア
  • ブロードバンド・ICT基盤整備
5G網整備運営方針を転換し第二事業者の参入を計画
組閣以来(2022年12月)、政府は5G網の整備運営政府特別事業体Digital Nasional Berhad(DNB)のガバナンスや効率化を検討しており、競争の導入も含め、第二事業者を参入させる計画を検討している。早ければ、2024年初の第二事業者の参入がありえる。

Fahmi通信デジタル大臣は、4月23日時点では、関係各方面と議論していると答えている。また、DMBの整備状況は、人口の55%をカバーしたとした。なお、単独の事業者による展開に固執したのは、前政権である。

2社体制の大きな課題は、周波数割当で、単独整備方針を受けたDNBが700MHz帯で2×40MHz、3.5GHz帯で200 MHz、28GHz帯で1600 MHzを割り当てられており、この帯域を第二事業者にさらに分けることについては困難が予想される。その他の利用可能な帯域の利用についても、現用免許との調整等が必要になる。

事業者間の力関係についても大きな課題があり、第二事業者の過半数以上を現在DNBに出資していないマキシスが保有する場合、政府および3社が少数株主となっているDNBの保有分について、CelcomDigiが異議を申し立てる可能性が高い。