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2022.12

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FCC、2.5GHz帯オークションライセンスを交付、初回はT-モバイルには交付せず
FCCは、12月1日、2.5GHz帯周波数オークション(オークション108)で落札されたライセンスの初回の交付をしたが、その中にT-モバイルは含まれていなかった1

FCCによれば、落札者が提出した68件の申請書のうち51件について、審査と意見募集期間を経た上で許可したとのこと。51件のうち15件は中小企業入札クレジット、23件がルーラル地域サービス事業者クレジットを獲得し、残りの申請に対する審査は継続中だという。

T-モバイルは今回のオークション108で、対象周波数帯の約90%にあたる7,156件のライセンスを約3億400万ドルで落札した。今回のライセンス交付では、同社が含まれていないことについて、FCCは、審査が進行中であるとしている。

T-モバイルがオークションで落札したライセンスに関して、AT&Tが11月7日、T-モバイルが多くの地域でFCCの周波数スクリーンを遥かに上回っており、同社が必要とする以上のミッドバンド周波数を保有していると嘆願書で指摘し、特に、FCCが5G構築に重要とみなすミッドバンドの保有量は不均衡に多く、モバイルブロードバンドサービスの長期的な競争を阻害するとしている2。交付を拒否するか、十分な量のミッドバンド周波数を手放すことを条件に課すべきと申し入れていた。

これに対してT-モバイルは、AT&Tの要望はすでに終了したオークションの規則を今になって変更するもので、T-モバイルが2.5GHz帯を新しいインターネットサービスに利用することを遅らせるようと意図したものだとしている。

1https://www.fcc.gov/document/fcc-grants-first-25-ghz-auction-licenses
2https://wireless2.fcc.gov/UlsEntry/attachments/attachmentViewRD.jsp;ATTACHMENTS=Nj80jthL5LckJh2hf40Gyxt2DM2YzW1g2HQq8rlwTJLzRG6VbpY2!-545361129!295755508?applType=search&fileKey=966373793&attachmentKey=21623913&attachmentInd=applAttach