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2022.01

  • インドネシア
  • 事業者のM&A・国際展開
移動体通信分野の2位インドサットと4位Hutchison3が事業統合
2022年1月、インドネシアで加入数2位のIndosat Ooredoo(インドサット)と4位のHutchison3が合併し、Indosat Ooredoo Hutchisonとなった。インドサットにはカタールのOoredoo が投資しており、Hutchison3には香港のハチソンが投資している。

合併に関しては、2021年9月に合意が発表されていた。元OoredooのCOO、Vikram Sinha氏がCEOに就任した。Ooredoo とハチソンは50%ずつ投資する形で投資会社を保有し、新事業会社の65.5%を保有している。新事業会社の株式はその他に、一般投資家と大規模株主で約25%を保有し、インドネシア政府が9.6%保有する。

両社の現在の加入者数を合計すると約1億0,430万加入で、売上は約30億ドルを見込んでいる。加入数首位のテルコムセル(1億6,900万加入)には及ばないが、第3位のXLアシアタ(5,670万加入)とは大きく差が開く。現時点で5G網の整備を進めているのは、これらの三社である。

合併によって両社は、規模を拡大し、競争力を高めることを目指すが、特にデジタル化の加速に向けて必要な5G網の設備投資に効率的な資源配分が可能となる。また、合併に関する政府の審査もスムースに進み、5G用周波数のひっ迫に対応するために様々な調整を進めている政府にとっても望ましい合併ではないか、という見方も出ている。