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2021.08

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  • 次世代ICT
百度、ロボットカーを発表
百度(Baidu)は2021年8月、自社の自動運転プラットフォーム「Apollo」によるコンセプトカー「ロボットカー」を発表した。レベル5の自動運転能力を有するロボットカーは、音声、顔認識などのマルチモードの対話能力を備えており、ユーザの潜在的なニーズを分析し、サービスを能動的に提供できるという。

百度は2017年7月に自動運転プラットフォーム「Apollo 1.0」をリリースして以来、自動運転に必要とする高精細地図、自己測位、障害物センシング、計画・意思決定、クラウド上のシミュレーションといった技術を矢継ぎ早に開発し、自動運転に関連した特許数は2,900件以上を保有している。

2020年4月より、自動運転技術を搭載した無人タクシー「Apollo Robotaxi」による一般市民の試乗を湖南省長沙市で開始した。悪天候以外の毎日9:30~16:20で市内の居住区、工業園区などを含む130平方キロメートル範囲内での運行で、運賃は無料である。乗客は2人までで、スマホ端末アプリを利用し、「Apollo Robotaxi」を呼び出すことができる。運転席には安全担当者が配置されており、乗客が前部座席の背面に設置されたスクリーンから、タクシー周辺の車両、車道、信号機などの状況や、走行速度、時間、距離などの情報を確認することができる。

長沙のほか、北京、広州、滄州などの都市でも「Apollo Robotaxi」が導入されており、2021年6月末までに累計乗客数が40万人以上、テスト走行距離は1,400万キロを超えた。