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2020.05

  • フランス
  • 次世代ICT
DPDフランス、自社最大の施設内で、取扱いの難しい荷物を扱う自律型運搬ロボットシステムを導入
仏郵便事業体ラ・ポストのエクスプレス子会社であるDPDフランスは、自社最大の小包ハブ「Big One」に、Solystic社のSoly™ソリューション・システムを導入する。DPDでは2018年から、同技術をテストしてきたが、2020年、「Big One」に、このシステムのためのSoly™ロボット約50台とバッテリー交換用ロボットステーションを実装する。

現在まで、DPDのハブを通過する荷物の3~5%は、形状が不安定であったり、重くてかさばる等の理由から従来型の構内運搬技術では対応できず、手作業で処理されてきた。Soly™ソリューションでは、これらの荷物もマシンやオペレータ・システムにより運搬できる。

Soly™ソリューションは、自律式小型カート型のSoly™ロボット群とそれらのすべての動きをリアルタイムで管理し、構内での運搬先に届けるITシステムで構成されており、固定型のインフラを必要としない。ロボットカートは荷物を個別に輸送し、トレイに置かれた荷物についての取扱いに必要な情報は、自動認識システムにより提供される。状況により、利用するロボットカート数を増減することもでき、柔軟な対応が可能である。

このシステム導入により、作業員の労働環境は改善され、運用コストの削減も見込まれる。