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2019.06

  • EU
  • ブロードバンド
EU域内では通信速度100 Mbps以上のブロードバンドサービスの世帯普及率がわずか20%
欧州委員会が6月11日に発表した「2019年デジタル経済社会指数」によれば、EU域内では通信速度100Mbps以上のブロードバンドサービスの世帯普及率はわずか20%に留まり、2020年までに超高速ブロードバンドの世帯加入率を50%にまで増加させるというEUの目標を大きく下回ることとなった。

同ブロードバンドの世帯普及率は前年比5ポイントの増加で、世帯カバー率は60%に増大しているものの、2010年に設定された世帯普及率50%以上という目標を達成できたのはスウェーデンとポルトガルのみであった。なお、EUは現在、2025年までに同プロードバンドの世帯普及率を100%とするという目標を掲げている。

また、通信速度30Mbps以上のブロードバンドのEU域内における世帯普及率は41%であり、オランダ、マルタ及びベルギーでは2/3以上の世帯が同ブロードバンドに加入している。一方、ギリシャ、キプロス及びクロアチアにおける同ブロードバンドの普及率は20%を下回っている。

接続技術別に見ると、30Mbpsブロードバンドの主流はVDSLであり57%の世帯普及率を有している。以下、ケーブルモデムが44%、FTTPが30%と続いている。