詳細ページ

2018年7月18日、グーグルはタイの消費者と企業を対象とした新たなデジタル・イニシアティブを実施すると発表した。イニシアティブの対象範囲は、アクセスの向上、教育、コンテンツ・製品、中小企業の4分野で構成されている。
 
アクセス分野では国営の通信事業者であるCATテレコムと連携して高速の無料公共Wi-Fiプログラム「Googleステーション」を展開する。同様の試みは、インド、インドネシア、メキシコでも実施されており、タイは4か国目となる。当初はバンコク、ならびにピチット県およびルーイ県で開始し、その後、別の地域における展開を進めていく計画である。
 
教育分野ではデジタルハブの「トゥルー・デジタル・パーク」内に「アカデミーバンコク」を設置しデジタルスキルの訓練を実施する。コンテンツ・製品分野では通信事業者のAISと提携して、YouTubeのコミュニティを支援する施設やプログラムを展開する。また、バイクやスクーター向けに最適化され、ショートカットや小道に対応した「Googleマップ」の提供などを行う予定である。中小企業分野ではサイアム商業銀行と連携して、中小企業向けに「Googleマイビジネス」（集客サービス）を提供する。