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2018.06

  • イギリス
  • 放送・メディア
BBC、公共サービス放送コンテンツの配信に関する方針書を発表
BBCは6月12日、BBCが提供する公共サービス放送コンテンツの配信に関する方針書「BBC Distribution Policy」を発表した。これは新特許状と協定書で策定が義務付けられたもので、2016年11月に導入されたBBC配信ガイドラインに取って代わるものである。
 
コンテンツとサービスの効果的な配信は、公共目的の達成を目的に「全視聴者に対し、偏りのない高質で卓越した情報・教育・娯楽メディアコンテンツを提供するために行動する」というBBCの使命(Mission)を遂行する上で非常に重要な役割を果たすもので、その効果と効率をより高める事が求められている。
 
新特許状と協定書では、BBCは便利で費用対効果の高い方法を通して、視聴者が公共サービスにアクセスできるようにする必要があると示されており、加えてBBCは、そのコンテンツおよびサービスを合理的な条件の下で第三者に利用できるようにすることが可能となっている。
 
また、第三者による利用は、公平・効果的な競争に悪影響を与えてはならず、公正で合理的で非差別的でなければならないことも明記されている。
 
この目的を達成するため、BBCは公共サービスの配信・提供方針を以下のとおり7点にまとめている。
 
(1)優位性:BBCのコンテンツとサービスが、他の放送事業者の類似コンテンツ・サービスと相対的に配置される場合、視聴者のニーズや期待に沿ったものでなければならない。
(2)編集権限:BBCは、そのコンテンツおよびその配置の編集権限を保持する。
(3)ブランド化と帰属:ユーザーはプラットフォーム上のどのコンテンツがBBCによって提供されているかを容易に識別できなければならない。
(4)品質:ユーザーはBBCのコンテンツおよびサービスを通した高品質な体験を楽しめるようにしなければならない。
(5)データ:BBCは、そのサービスの利用に関するデータにアクセスできなければならない。
(6)無料アクセス:ユーザーは、BBCのコンテンツおよびサービスへのアクセスに対して、いかなるコスト負担も求められてはならない。
(7)お値打ち感:第三者によるBBCコンテンツ・サービスの利用に関する取決めは、受信許可料負担者に対するコスト効果を最大化させる内容であること。