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2017.04

  • シンガポール
  • モバイル
4Gサービスのシェアが拡大を継続、他方、2Gはネットワーク閉鎖へ

シンガポールの移動体通信市場はSingTel、StarHub、M1の設備事業者3社により構成されており、M1が2011年6月に、SingTelが2011年12月に、StarHubが2012年9月にLTEサービスの提供を開始、3社とも2013年内までに全国カバレッジを達成している。2016年12月現在でシンガポール全体でのLTEサービス加入数は約486万であり、移動体加入総数(約840万)の約58%にまで及んでいる。

市場シェアについては、4Gサービス開始以前にはSingTelが40%台半ば、StarHub が30%弱、M1が20%台半ばと安定的に推移してきたが、4Gサービス開始以降は最大事業者SingTelのシェア増大が顕著となり、2014年度末には50.4%と過半数を占めるに至っている。なお、この傾向は4G単独での統計により明らかであり、2014年度以降、SingTelは50%後半の市場シェアを維持している。

他方、上記3事業者は2017年4月1日より自社2G網の閉鎖を開始、利用者に対して3Gまたは4Gサービスへの切り替えを促している。この場合、各社の料金プランは再契約なしに維持できる。なお、2G網の閉鎖は4月18日までに完了する予定である。