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    FCC、全国テレビ所有規制を撤廃

    連邦通信委員会(FCC)は8月6日、「全国テレビ所有規制(National Television Ownership Rule)」を撤廃する決定を賛成2、反対1で可決した。共和党系のブレンダン・カー委員長とオリビア・トラスティ委員が賛成し、民主党系のアンナ・ゴメス委員が反対した。

    同規制は、「ローカリズム」「意見の多様性」「競争」を確保する観点から、局運営会社1社が所有する地上ローカル局の全国放送到達率が39%を超えることを禁じてきた。

    FCCは、動画配信事業者が全国規模で事業を展開する一方、局運営会社には所有規制が課されていたため、事業規模を拡大しにくく、投資資金や広告収入を呼び込む上で不利になっていたと指摘。規制撤廃により、動画配信事業者との競争力を高められるとしている。

    また、地上ローカル局の所有が分散していることで、地上ネットワーク会社と地上ローカル局の交渉力がネットワーク側に偏っていると指摘。規制撤廃によって局運営会社が大規模な局グループを形成すれば、地上ネットワーク会社に対する交渉力を高められるとしている。

    今後は39%という一律の上限を設けず、局の買収・合併について公益にかなうかどうかを個別に審査する。これにより、39%を超える取引でも公益にかなうと判断されれば承認される可能性がある。

    一方、反対票を投じたゴメス委員は、39%の上限は議会が連邦法で定めたものであり、FCCには撤廃権限がないと主張している。

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  • オンライン上での児童性的虐待コンテンツ(CSAM)の検知及び削除を可能とする暫定規則(通称「チャットコントロール1.0」)の再導入が承認され、7月31日に施行された。適用期間は2028年4月3日までとなっている。
     
    同暫定規則は、「eプライバシー指令」の対象となる事業者に対し、自社サービス上でのCSAMや児童へのグルーミングの自主的な検知・削除を可能とする法的根拠を与えるものである。2021年から運用されていた以前の暫定規則は、第一読会においてスキャン可能な対象を巡って欧州議会とEU理事会の延長交渉が決裂し、今年4月に期限切れを迎えていた。6月に欧州議会のロベルタ・メツォラ議長が政治的合意を促したことを受けて、EU理事会が第二読会に修正案を提出。欧州議会の立場は、一部会派によるエンドツーエンド暗号化されたメッセージサービスや通話サービスをスキャン対象から除外する修正案を採用しており、投票した議員の過半数が延長反対だったものの、これを全議員の絶対多数で否決することが出来なかった。この修正案をEU理事会が受け入れたため成立に至った形であり、お互いの妥協と立法手続の仕組みが延長を可能にしたと言える。ともあれ、恒久的なCSAM規制枠組みである「児童性的虐待防止及び対策規則(Child Sexual Abuse Regulation:CSAR)」(通称「チャットコントロール2.0」)の三者協議が続けられる中、暫定規則の復活によって法的な空白期間が解消されることになった。
     
    ただし、EU理事会は、暫定規則にてスキャン可能な対象からエンドツーエンド暗号化されたメッセージサービスや通話サービスを除外したことは、CSARにおいても同様の修正案を受け入れることを意味しないとしており、あくまで迅速な暫定規則復活の必要性に従ったものとしている。
     
    オンライン上での子どもの保護と通信の秘密の保護を巡る議論が進む中、欧州の通信事業者はCSAMに関するサイトへのアクセスブロックについて、より強い法的対応を求めている。暫定規則の復活を受け、欧州の主要通信事業者(ボーダフォン、オレンジ、テレノール、BT)のCEOらは8月7日、連名で書簡をEU政府(EU理事会、欧州議会及び欧州委員会委員長)に送付した。同書簡によれば、欧州では年間数千万件のCSAM事例が報告されており、犠牲者は主に7歳から10歳の女児であるという。2024年にはその62%が欧州諸国のウェブページに掲載されていた。4グループはこの事態に対して、EU政府に以下の対応を求めている。
     
    • EU内にCSAMに関する専門団体を設け、CSAMに関するリストを作成、各国への通知や専門家の会合を容易化する。
    • 上記のリストに従ってEU内のISPがCSAMサイトへのアクセスをブロックするため、行政命令より強力な法的規制条項を設ける。
    • EUレベルの対応センターが機能し始める以前に、各国の規制機関が専門家の作成リストに従ってCSAMサイトへのアクセスブロックを命じることを可能にする法的枠組みを整備する。
    なお、以前の暫定規則が失効した直後には、グーグル、メタ、マイクロソフト及びスナップチャットの大手IT企業4社も共同で声明を発表し、延長合意に至らなかったことを「無責任な失敗」であると非難。EUに対しては、CSARについて早急に合意するよう強く求めていた。
     
    恒久的なCSAM規制枠組みであるCSARについては、5度の三者協議を経ても合意には至っておらず、暫定規則では棚上げしたエンドツーエンド暗号化されたメッセージのスキャンの可否について、今後もお互いに譲れない議論が続けられる見通しである。
     

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  • 英自動運転企業Wayveと米配車プラットフォーム企業Uberは2026年8月5日、ロンドン交通局(TfL)からWayveの自動運転電気SUV「Ford Mustang Mach-E」へのプライベートハイヤー車両ライセンスを取得し、ロンドンでの自動運転配車サービス実現に向けて大きく前進した。

    今回の認可により、事業者・運転者・車両の全てがライセンスを保有する「トリプルロック」要件が満たされ、英国政府の自動運転車試験運用制度の下で実証運行が可能となった。走行は車両が自律的に行うが、安全確保のためTfL認可のドライバーが同乗する。

    ロンドン市民の関心は高く、過去8週間で10万人以上が先行利用登録を行った。今夏後半には登録者の一部を対象に試験乗車を実施し、利用者の意見を正式サービス開始に向けた改善に活用する予定である。

    Wayveは、高精度地図や事前設定ルールへの依存を減らし、経験学習によって環境へ適応する「AV2.0」方式の自動運転技術を開発している。同社は2018年からロンドンで実証を進めており、これまでに世界500以上の都市環境への適応性を示してきた。

    Uberは30社超の自動運転パートナーと提携し、毎年数百万件の自動運転乗車実績を有する。今後は自動運転車と有人車両が共存する「ハイブリッドネットワーク」の構築を進め、より手頃で持続可能な交通サービスの実現を目指す。

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    政府、なりすまし電話防止のため、2026年10月から営業目的の電話番号を「400番」に統一

    スペイン政府は、2026年10月17日から、営業目的で発信される通話に使用される電話番号を、すべて「400番」で始まる9桁の電話番号に統一することを義務化する。専門番号を使うことで、受信者が営業目的の電話であるかを、着信前に識別できるようにすることを目的としており、特に、なりすまし電話による詐欺を減らすことを主眼におく施策とされている。また、カスタマーサポート、アフターサービスなどの顧客サービスには同番号を使用できないほか、受信者がかけ直しできないよう着信にも利用できないようにする。

    近年、スペインでは、電話(Vishing)、SMS(Smishing)、メール(Phishing)を利用したなりすまし詐欺が増大しており、2025年5月には「電話・SMS詐欺対策計画」を策定し、1)未割当番号からの電話・SMSのブロック、2)国外発の番号を国内番号に偽装した通信のブロックを通信事業者に義務付けて約3億件の不正電話と約2,660万件の不正SMSをブロックしたほか、3)移動電話からの営業を目的とした通話の発信を禁止するなどのなりすまし詐欺対策を実施してきた。今回の営業通話の400番への統一は、「電話・SMS詐欺対策計画」の一環として実施されるものであり、受信者である一般ユーザにとって、なりすまし電話や発信元偽装の可能性を通話前に察知することで実際の詐欺行為への対応が容易になるほか、400番通話の遮断を通信事業者に要請して詐欺被害の発生を未然に防ぐことができるとしている。

    400番号への統一を義務化する規則は、2026年4月16日付官報に掲載され、翌日に発効したが、新番号の割当、通信事業者のネットワーク対応、コールセンター設備の改修等のため6か月の移行期間が設けられ、10月17日からの実施となった。そのほか、2026年9月15日からは、国家市場競争委員会(CNMC)が構築するSMSデータベースに正規登録されていない送信者のSMSも遮断されることとなっており、政府は、これら二つの施策の実施により「電話・SMS詐欺対策計画」が完了するとしている。

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    国家代表AI企業の座をかけた企業間競争でAI競争力強化を図る韓国

    李在明政権では前政権から引き続き、AI分野で世界トップ3国入りを国の大目標に掲げている。AIトップ3国入り実現のため、国内AI企業のレベルアップや幅広い生活レベルでのAI活用促進等様々な政策が進められる。その中でも目玉的政策として、国産AIモデル開発と、一般向け無料AIサービス(チャットボット・エージェント)開発・提供プロジェクトが現在進められている。これらの国家プロジェクトの遂行機関に選ばれることが、国を代表するAI企業として認められることでもある。そのため、プロジェクトでは遂行機関選定過程で主力AI企業を競わせながらレベルアップさせる仕組みを随所に入れていることが特徴である。

    まず、2025年に開始された国産AIモデル開発プロジェクトは、科学技術情報通信部の「独自AIファウンデーションモデルプロジェクト」である。このプロジェクトでは2027年までに参加企業を競わせながら世界水準のAIモデル開発を進める。最初は5社を競わせて、段階的に半年ごとに1社ずつ振り落とし最終的に2社に絞り込むため、各ステージでの生き残りに参加企業のメンツがかかっている。2026年8月現在は第二段階評価が実施され、アップステージ、SKテレコム、AG AI研究院の3社まで絞り込まれたところである。なお、第二段階で選外となったモチーフテクノロジーズ社は評価基準と結果の詳細の公開を求めて公式に異議を提起するなど、ステージが進むにつれて評価の在り方が問われている。

    次に、国産AIモデルを基に開発したAIチャットボットやAIエージェントサービスを年内に一般に無料提供する「みんなのAI」プロジェクトである。8月中に2~3社を選定するこのプロジェクトの公募には通信キャリアやインターネットサービス等の企業連合コンソーシアム6者が名乗りを上げたが、SKテレコム、カカオ、KTの各社が率いるコンソーシアム3者がこのほど選定された。選定されたコンソーシアムには主要通信キャリア3社がそれぞれ関わる形で入っている。このプロジェクトでの国からの支援は、年内はGPUのみであり、その他のコストは企業側で賄う。それにもかかわらず、国家代表AI企業のメンツをかけて実力のあるAI企業がこぞって参入しようとしている。

    このような国家代表AI企業のメンツをかけて国が競わせる方式は、既に現場実装範囲の拡大や国際的評価向上といった成果を見せている。プロジェクトで開発した国産AIモデルは、まず、公共・法人分野から導入範囲を拡大している。米国の非営利AI研究機関Epoch AIが最近発表した、2026年に成長した注目すべきAIモデルとして、韓国の国産AIモデル開発プロジェクトの四つのモデルが入っている。ちなみに、Epoch AIが2026年の注目株として取り上げたAIモデルを保有する国は現在、米国・中国・韓国の三か国のみとされている。これらの国家プロジェクトを通じて、韓国はAIで世界トップ3入りの目標に着々と近づいている。

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    ニュージーランド政府、16歳未満のSNS利用禁止法案を議会に提出

    ニュージーランド政府は8月24日、16歳未満のソーシャルメディア利用を禁止し、事業者の保護責任を強化する「オンライン安全(最低年齢および児童安全リスク評価)法案(Online Safety(Minimum Age and Child Safety Risk Assessment)Bill)」を議会に提出する意向を表明した。

    同法案は、Instagram、TikTok、Snapchat、フェイスブックなどのプラットフォーム事業者を対象とし、既存アカウント情報、顔認識による年齢推定、デジタルIDサービス、公的身分証明書を用いた16歳以上の年齢確認措置を義務付けるものである。

    加えて、児童に及ぼすリスクの定期評価と低減策の報告を義務付け、違反企業に対しては世界売上高の最大10%に達する罰則を科すことを規定している。さらに、AIを活用した対話型技術などの新種のサービスも規制枠組みの対象とする。

    執行体制の整備に向けて内務省(DIA)内に独立した規制機関を新設し、法令遵守の監視や調査を実施する。13歳から17歳の3人に1人が1日5時間以上をソーシャルメディアに費やし、心身の健康や学業への悪影響が顕在化する中、罰則の対象を児童や保護者ではなくプラットフォーム事業者に限定し、実効的な保護環境を構築する方針である。

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国別・地域別トピック

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    FOX、米国首都初となるモーターレース「Freedom 250 Grand Prix」を生中継

    2026年8月22-23日、米国建国250周年記念イベントの一環として、IndyCarは、米国首都ワシントンDC市街地で初となるモーターレース「Freedom 250 Grand Prix」を開催した。

    これはIndyCarのNTT INDYCAR SERIESの2026年シーズン15戦目となるレースで、市街地に設定された1周1.66マイル(約2.7km)のコースを147周するタイムが競われた。

    レースカーは、米国議事堂を通り過ぎ、ホワイトハウスへと向かうペンシルバニア・アベニューで加速、ナショナルアーカイブ付近で連続するコーナーを抜け、ナショナル・ギャラリー・オブ・アート前の直線を抜け、ファンゾーンを通過等、ナショナルモールに沿って疾走した。

    週末の2日間にわたったイベントの来場者数は合計21万を超え、土曜日の練習走行や予選はケーブルチャンネルのFOX Sportsとオンライン有料配信サービスFOX Oneで、日曜日のレース前の特別番組と決勝は地上波TVのFOXとFOX Oneで生中継された。

    FOXでの決勝中継は平均視聴者328万2,000人を記録、これは2008年のシリーズ統合前も含めてインディ500以外のレースとしては最高の視聴率となった。昨年FOXで放送された日曜日のインディ500以外のレースの平均視聴率と比較して279%の増加となる。

    FOX Sportsは、このコースにふさわしい中継体制を整え、ストリートコース全域とレースカー車内に計90台のカメラを設置、この中には、スポーツイベント史上初となるワシントン記念塔の最上階展望台にカメラを設置したほか、数々の撮影ポイントでのカメラ設置も含まれる。また、FOX Sportsは70フィート(約20m)のクレーンにカメラを設置し、観客席を上空から捉える映像に加え、米国議会議事堂、ワシントン記念塔、その他のランドマークを捉える映像も提供した。

    また、FOX INDYCARは、このイベントで「オウルカム(Owl Cam)」(4軸で安定化させる4Dジンバルに搭載)を初導入し、レースの俯瞰映像を強調する視点も提供。オウルカムは、6番街近くのペンシルベニア・アベニューに架設されたトラスの頂上に設置され、米国議会議事堂を背景に、最高速度時速175マイル(約280km)以上で走り抜けるマシンが眼下を駆け抜ける様子をファンに届けた。

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    日本がEUの先端科学技術研究開発プログラム「Horizon Europe」の準参加国に

    欧州委員会は日本をEU政府主導の先端科学技術研究プログラム「Horizon Europe」の準参加国(associated)とすることを正式に決定した。「Horizon Europe」にはEU周辺国及び科学技術力、経済力及び市民社会の発展度でEU政府が適当と判断した国からの「準参加」が認められている。日本は23番目である。今回の決定により、日本はEU加盟国とほぼ同じ条件でプロジェクトへの応募・参加が実施できるようになる。

    「Horizon Europe」の現在のフェーズは三つの柱(Pillar)から成るが、日本の参加は第2の柱に属する気候変動、エネルギー、医療、デジタル社会等の分野である。この柱の総予算は524億EURであるが、欧州委員会は日本の団体がプロジェクト参加とともに資金面での協力を行うことを期待している。

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    Everyone TV、英国発コンテンツ制作の将来に懸念を示す報告書を発表

    英国のEveryone TVは2026年8月26日、オリバー・アンド・オールバウム・アソシエーツ(Oliver & Ohlbaum Associates:O&O)に委託して作成した報告書「PSBと制作基盤:何が危機に瀕しているのか(PSBs AND THE PRODUCTION PIPELINE: WHAT’S AT STAKE?)」を公表した(注1)。同報告書は、公共サービス放送事業者(Public Service Broadcaster:PSB)が2024年の英国オリジナルコンテンツ投資の71%、2025年のオリジナル番組放送時間の85%を占めるなど、英国テレビ産業の制作基盤を支える中核的な役割を果たしていると指摘した。

    報告書によると、PSBは過去10年間に600超の独立制作レーベルへ番組制作を発注してきた。2025年に発注を受けた235の独立制作グループの76%は小規模事業者であり、小規模・零細プロデューサー向け投資額は約3億6,500万GBP(約696億円)に達した。また、過去10年以内に設立され、PSBから発注を受けた制作レーベルは2021~2025年の間に合計31億GBP(約5,920億円)の収益を生み出した。そのうち79社は年間売上高1,000万GBP(約19億円)超へと成長した。

    制作面では、2025年のPSBによる外部制作ドラマ発注の63%が新規の知的財産(IP)に基づく作品であり、総計1,100時間超、3億5,000万GBP(約668億円)規模の新規IP制作が発注された。また、PSBは見習い制度や業界研修基金を通じて人材育成を支援している。制作時間の63%はロンドン以外の地域で行われており、地域経済の活性化や制作能力の維持にも貢献している。2024/25年度の英国テレビ番組輸出額は20億2,000万GBP(約3,840億円)と前年度比10.9%増加し、PSB作品は200超の市場で販売された。

    一方で報告書は、制作費の高騰や第三者資金調達環境の悪化により、PSBの収益力や発注予算が圧迫されていると警告した。今後、発注の減少がさらに進んだ場合、新規制作会社の参入機会の縮小に加え、地域制作や人材育成の停滞を招く恐れがあるとしている。また、知的財産権や収益の国外流出につながる可能性も指摘している。このため政府、PSB、制作業界が連携し、ストリーミング時代においても公共サービス放送制度の基盤を維持・強化していく必要があると提言している。

    (注1)
    https://www.everyonetv.co.uk/news/press-release/public-service-broadcasters-report-production

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    財務担当省の税関連データ漏洩につき、個人情報保護機関が一般への警告

    経済・財務・産業、エネルギー及びデジタル主権省(MEFSIEN)公的財務総局(DGFIP)は、同局の情報システムが6~7月に複数回の不正アクセスを受けていたと報告した。8月12日に実施された調査により、不正アクセスの目的は、約67万8,000の個人あるいは法人の徴税にかかわるデータの閲覧で、住所や所有する建物の床面積等の個人情報が含まれていた。IDやパスワードについては閲覧されていなかった。

    DGFIPはこの旨を国家個人情報保護機関(CNIL)に報告し、省関連の防衛・セキュリティ部局及び国家情報システムセキュリティ庁(ANSSI)とともにより詳細な調査と補足的なセキュリティ強化措置に着手した。

    CNILはこの報告を受けた後、一般向けのプレスで個人情報、特に税支払に関するデータに異常がないかを確認するよう勧告した。また予期せぬインシデントに備えて口座情報の定期的な確認を行うこと、フィッシングが疑われる電話やメール、特に「緊急」を訴えるものには警戒が必要である旨を警告した。

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    仏郵便配達員、猛暑下で高齢者見守り ラ・ポストが独自網生かす

    フランス政府は、6月の記録的な熱波を受け、全国の郵便配達員に高齢者の安否確認への協力を求める緊急対策を導入した。ルコルニュ首相は市長宛ての書簡で、「郵便配達員は日々の配達を通じ、高齢者や孤立した人々と定期的に接触する唯一の存在となっている場合が多い」と指摘した。

    各自治体は、猛暑時の安否確認を希望する住民の名簿を作成しているが、情報の更新や対象者の把握には限界がある。政府は、地域に密着した6万5,000人の職員を擁するラ・ポストのネットワークを活用することで、名簿に登録されていない一人暮らしの高齢者なども把握できるとみている。

    フランス国立公衆衛生機関の暫定推計によると、6月の熱波による死者は約6,000人に上り、その3分の2を75歳以上が占めた。特に自宅での死亡が急増しており、一人暮らしの高齢者への懸念が強まっている。

    南東部の保養地では、郵便配達員が高齢者宅を訪れ、窓から入る熱を遮る方法を助言したり、外出が難しい一人暮らしの高齢者の話し相手になったりしている。高齢化が進む同地域では、人口の1割以上を75歳以上が占める。地元市長は「郵便配達員だからこそ住民宅を訪問し、行政では把握できない実情をつかめる」と、その役割を評価している。市も冷房を備えた施設を高齢者に開放するなど、猛暑対策を強化している。

    紙の郵便物が減少する中、ラ・ポストは食品配達など地域住民の生活を支える新たなサービスを展開しており、高齢者の見守りもこうした取り組みの一つとなっている。体調を崩した高齢者に付き添い、家族が到着するまで見守った配達員もおり、郵便配達員が高齢者の生活を支える役割も担いつつある。

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    情報機関法改正法案が閣議決定

    連邦内閣は8月21日、サイバー防衛やAI対応のために、連邦情報局(BND)及び連邦憲法保護局(BFV)の権限を強化する改正法案が閣議決定した。

    連邦政府は、スパイ活動、破壊工作、ハイブリッド攻撃など、国内外からの脅威に直面していることから、BNDとBFVに効果的な権限を付与することとした。

    情報機関の調査権限はサイバースペースでの脅威に適用できるよう強化される。データ評価においては、脅威の偵察に必要な洞察をより効率的に得るために、AIアプリケーションが活用される。

    戦略的調査の一環として、BNDは通信内容を最大6か月、交通データを最大12か月間保存することが認められる。例えば、通信内容にはIPアドレスや接続時間等が含まれる。これによりドイツは欧米の情報機関等と対等な条件でデータ収集ができる。

    また、情報機関に積極的な保護措置を講じる権限も与えている。例えば、情報機関が、警察等の他機関により効果的に回避できない危険を認識すれば、将来的に限られた範囲内で介入できるようになる。例えば、サイバー攻撃が差し迫っている場合、外国にあるサーバのシャットダウンを行うことができるようになる。

    一方で、情報機関に対するガバナンス機能の強化も図られ、情報機関による個別措置の事前審査や事後審査等について独立統制評議会が設置され審査が一元化される。

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  • 国家スーパーコンピューティングネットワーク(SCNet)はこのほど、DeepSeekが直近公表した正式版モデルDeepSeek V4 Flash 0731について、APIサービスとモデルファイルを公開した。

    DeepSeek V4 Flash 0731は、大規模なポストトレーニングを通じて、AIエージェントとしての能力と指示追従性能を大幅に高めたモデルである。複数のベンチマークにおいて、正式版の性能は最先端のクローズドソースモデルに匹敵するとされている。

    SCNetは、企業および開発者向けに、同モデルを利用するためのAPIサービスを提供している。ユーザは煩雑な環境設定を行うことなく、ワンクリックで接続し、すぐに利用できる。公式サイト(PC版)のトップページで「サービス」から「モデルサービス」に進むと、モデルAPI利用ページにアクセスできる。

    背景として、SCNetは高性能コンピューティング(HPC)、AI、クラウドの計算資源を全国規模で統合し、演算力を水道や電気のように柔軟に利用できるようにする国家級インフラである。同ネットワークのAIコミュニティには、中国国内外の人気オープンソースLLMが累計1,700種類以上集約されており、DeepSeek、GLM、Qwen、Kimiなどの主要シリーズを網羅している。さらに、DeepSeek-V4、MiniMax-M3、Kimi-K3など、中国製オープンソースLLMのAPIも多数提供している。

    こうした動きは、中国製大規模モデルの利用拡大とも連動している。モデル集約プラットフォーム「OpenRouter」の最新週次トークン利用ランキングでは、中国製大規模モデルが上位5位を占めた。首位はDeepSeek V4 Flashであり、これにMiMo V2.5、Tencent Hy3、DeepSeek V4 Pro、GLM5.2が続いた。DeepSeek V4 Flash正式版の公開後、単日利用量、新規ユーザ数ともに約30%増加した。

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    • インドネシアインドネシア
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    700MHz、2.6GHz帯でのオークションが終了し移動体主要3社が落札

    2026年3月に開始された700MHz、2.6GHz帯での周波数オークションが7月に終了した。モバイルブロードバンドの品質向上、4Gサービスの地方展開、5Gサービスの加速という目標が示された移動体通信向けのオークションで、7月7日に入札が行われ、応札したテルコムセル、IOH、XLスマートの主要3社が落札した。利用周波数の調整と異議受付の期間が終了し、結果が確定した。

    プラチナバンドの700MHzではテルコムセルが2×10MHz、IOHが2×10MHz、XLスマートが2×15MHz幅の帯域を、2.6GHzではテルコムセル80MHz、IOHが 60MHz、XLスマートが50 MHz幅を与えられる。各社は指定村落での4G/LTE提供、および指定都市・県での5G提供が義務付けられている。

    オークション自体が追加帯域幅を獲得する設計だったため波乱はなく、テルコムセルが2.6GHzで最大幅を得て優位を確保した一方、XLスマートは700MHzで最大幅を獲得しており、3社間の競争環境を維持する配分になった。

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一目でわかる世界のICT

一目でわかる世界のICT

  • GSMAが発表した「The Mobile Economy 2026」によると、2030年までに世界のモバイル接続の57%が5Gとなり、2G及び3Gはそれぞれ1%、5%まで縮小すると予測している。5Gは通信インフラにとどまらず、AI、クラウド、IoT、データセンターを支える基盤技術へと位置付けられている。
    地域別では、2030年の5G普及率はGCC諸国95%、先進アジア91%、北米89%、中国88%、欧州82%と先進地域が世界をリードする。一方、中南米50%、その他アジア太平洋46%、中東・北アフリカ41%、ユーラシア38%、アフリカ21%と地域差が残る

    図表 2030年における地域別の5G普及率

    出所:「The Mobile Economy 2026」データを基に作成 

    5G接続数では中国が約18億と世界最大で、その他アジア太平洋約12億、欧州約6億7,000万、北米約4億6,000万が続く。普及率ではGCC諸国が首位である一方、絶対規模では中国が圧倒的であり、通信設備・AIインフラ投資を牽引すると考えられる。
    5Gの普及はクラウドやエッジコンピューティング、生成AIサービスの利用拡大を支える。AI推論需要の増加に伴いデータセンター投資が拡大し、高速・低遅延通信との連携が重要性を増している。特に中国では5G、AI、クラウドを一体で整備する動きが加速している。

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