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2014.02

  • オーストラリア
  • 放送・メディア
2013年12月に地上デジタル放送への移行が完了

オーストラリアでは1998年に「テレビ放送サービス(デジタル転換)法」が施行され、2001年1月に地上デジタルテレビ放送が開始、2004年1月には全国域での受信が可能となった。アナログ停波は2010年6月にビクトリア州ミュードラ広域市サンレイシア地区で開始され、2013年12月10日にメルボルン及び中央部及び東部の遠隔地域での停波をもって、地上デジタル放送への移行が完了した。

政府は年金受給者や障がい者、生活保護受給者等のデジタル放送移行を支援する「世帯支援スキーム(Household Assistance Scheme: HAS)」等を通じて、視聴者のデジタル移行を推進してきた。HASは有資格者を対象に、(1)HD対応セットトップボックス、(2)受信設備の設置及び使用方法の説明、(3)12か月の支援サービス保証を提供し、全国域で地上デジタル対応を支援し、十分な成果を上げた。

また、難視聴地域では「視聴者アクセス衛星テレビサービス(Viewer Access Satellite Television:VAST)」が提供され、デジタル放送への移行が支援された。VASTは政府が37億5,400万AUDを出資し、構築した衛星配信プラットフォームであり、公共放送及び民間放送について全国一律の番組を提供し、地域報道についてはABC及びSBSが各州において個別のチャンネルにより提供することが可能である。