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2013.09

  • マレーシア
  • 放送・メディア
マルチメディアコンテンツ開発基金の創設

マレーシア通信マルチメディア委員会(Communications and Multimedia Commission:CMC)は、2013年9月7日にAT&T社と協賛で、革新的なモバイルアプリケーションを厳しい時間的な制約の下で作成する「Malaysian Developer’s Day 2013」というコンペティションを開催した。

ソフト開発や小規模ビジネスの立ち上げを夢見る参加者は、会場でチームを作り24時間以内に彼らのアイディアを具体的なアプリケーションに具現化する。最高賞金は1万米ドルで、開発者、デザイナー、マーケティングの専門家、企業家といった200名の面々が参集してアイディアと技術を競った。

2013年第2四半期に家庭からのブロードバンド接続が66.8%に達し、携帯電話の普及率が143.5%に達しているマレーシアでは、一層の情報通信の普及のためには魅力的なアプリケーションやソフトの開発が急務であり、CMCの担当局長も今回のコンペは「マレーシアには、彼らの生活を豊かにしてくれるようなアプリケーションを待ち望んでいる多くのユーザが存在している」とコメントしている。

委員会では、また、1億リンギット規模の「Creative Industry Development 基金」を創設し、マレーシアでの創造的、独創的かつ商用に耐えうるようなマルチメディアのコンテンツを後押しすることになっている。

今回のコンペの背景には、CMCの調査(2012年)によるとマレーシアでは20-39歳の携帯電話利用者のうち59%がモバイルアプリケーションを頻繁に利用しており、60%以上のスマートフォン利用者が10以上のアプリケーションをダウンロードしているという事実がある。