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2013.01

  • 香港
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中国移動香港、世界初のTD-LTE及びFDD-LTEによるデュアルモードの商用サービスを開始

中国移動香港は2012年12月、世界初のTD-LTE(2300MHz)及びFDD-LTE(2600MHz)によるデュアルモードの商用サービスを開始した。

これに先立ち、同社は2012年2月にTD-LTE方式サービス用の2300MHz帯の周波数帯を落札し、4月にはエリクソンのネットワークを導入し、FDD-LTEサービスを開始した。また、同6月に同社は、エリクソンからの協力でTD-LTEとFDD-LTE方式によるシームレスな相互切替実験に成功したのを受け、7月にはデュアルモード・サービスの運用に向け、エリクソンと中興通訊(ZTE)を技術パートナーに選び、それぞれ作業の50%ずつを分担させ、今回のサービス提供に至った。

デュアルサービスではデータ通信のみを対象にしており、2012年内に100%の屋外エリアのカバレッジ、80%の屋内エリアのカバレッジを実現するとしている。

アプリサービスの面では、2012年10月に地元の事業者と提携してクロスプラットフォーム型のミュージックサービスを開始したほか、12月10日よりモバイルテレビ・サービスも開始した。

また、中国移動香港は香港地下鉄の運営会社と協力して、地下鉄構内のLTE網の整備も進めており、2013年半ばの利用開始を目指している。

なお、中国移動香港は中国本土の通信事業者中国移動の子会社で、1997年1月に正式にサービスを提供開始し、香港初のPCS(Personal Communications Service)モバイル・サービス事業者である。同社によるLTEサービスに関する一連の取組みは、中国本土でのTD-LTE方式サービスの商用化を目指す親会社である中国移動にとっても有益な経験になると考えられる。