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タイでは、2012年10月実施の2.1GHz帯周波数オークションにより割り当てられた周波数帯による3GおよびLTEサービスが、民間事業者（AIS、True、DTAC）により2013年5月から開始された。

（１）AISは、5月７日から、タイ主要都市5,000箇所の基地局により2.1GHz帯による本格的な3Gサービスを開始した。従来から、国営通信会社TOTから借用した周波数帯900MHz帯において3Gサービスを提供していたが、今回、自社の所有する周波数帯でのサービスにより、より充実したサービスの提供が期待されている。（借用周波数帯では売上の30％を借主へ納付するが、自前の周波数帯では国に売上の5.75％を納入するだけとなる。）

（２）Trueは、5月8日から、タイ国内500箇所の基地局により2.1GHz帯での3Gサービスを開始するとともに、同じ周波数帯を用いてバンコックにおいてLTEサービスを開始した。

（３）DTACは、6月5日から、タイ国内1,000箇所の基地局により2.1GHz帯による3Gサービスを開始することを発表している。従来から、国営通信会社CATから借用した周波数帯850MHz帯において3Gサービス、1.8GHz帯での2Gサービスを提供しており、併せて3つの周波数帯でのTrinet（トライネット）ブランドによるサービスを展開する計画である。