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2013.12

  • アセアン
  • 電波関連
ASEAN加盟諸国、アナログ跡地を4Gに割り当てることで合意

ASEAN加盟諸国は、2013年11月に開催された情報通信担当大臣会合において、アナログ放送波停波後の700MHz帯の周波数を4G携帯電話システムに割り当てることで合意した。

具体的には、2020年までの停波を予定しているブルネイ、インドネシア、マレーシア及びシンガポールが、当該帯域の割当てを先行させる。他の加盟国は、デジタル放送移行への準備が整い次第、順次、同じ帯域を4G携帯電話システムに割り当てることになっている。

会合主催国シンガポールのYaacob Ibrahim通信情報大臣は、「4か国による合意は、よいスタートとなる。我々はデジタル放送移行の配当を受け取ることができるし、後に続く国々も同様」と語った。

同一周波数を同一用途で複数国において割り当てることは、ローミング・サービスの強化にもつながり、「コネクティビティ」の強化を目指すASEAN全体の政策とも合致している。そのため、地域の事業者はこの合意を歓迎している。

なお、この会合においては、ハクティビズム[hacktivism:ハッカー(hacker)と政治行動(political activism)からなる造語]を含むサイバー犯罪対策も重要な課題として取り上げられ、議論がなされた。