[HTML]
H1

詳細ページ

お知らせ表示

2014.06

  • イスラエル
  • モバイル
移動体通信事業者間で進むネットワーク共有の動き

イスラエルでは移動体通信事業者間のネットワーク共有が進んでいる。

2014年5月22日、オレンジのブランドで移動体通信サービスを提供し、移動体通信市場で2番目のシェアを持つPartner Communications(Partner)は、ケーブルテレビ事業者HOTの子会社で市場第4位のHOTモバイル(HOT)との間で交渉を進めてきたネットワーク共有について、反トラスト機関が許可を出したと発表した。

計画ではPartnerとHOTが出資比率50対50の合弁企業を立ち上げ、無線アクセス網のインフラを通じて移動体ネットワークの運営および開発に携わる。また、合弁企業は基地局の削減によって最適化を図り、同時にカバレッジやキャパシティの向上、ネットワークの効率化、運営コストの削減や環境に対する影響の低減を手掛けていく。

5月25日には移動体通信市場シェア1位の事業者であるCellcomが、同市場5位で2012年に新規参入したGolan Telecomとの間で2013年末から交渉を進めてきた4G(LTE)ネットワークの共有について、先ごろ通信大臣から出されたネットワーク共有に関する見解に基づき合意に達したと発表した。ネットワークの共有期間は5年9か月の予定で、今後、反トラスト機関および通信省による許可が必要となる。