ロシアの通信事業者ロステレコムは、2012年12月26日、2013年から2017年までの経営計画に関する素案を発表した。
事業全体の成長は、ブロードバンドアクセス、有料テレビ、輸送ネットワークの開発（2013～2017年の資本支出全体の60％）、モバイル分野（同24％）、イノベーション（同16％）への資本支出（CAPEX）に注力することで進められる。2013～2017年の収入に対する資本支出の比率は平均約14％と予測されている。
また、固定電話事業のコストカットが、二つ目の目標とされている。固定電話事業は、同社の収入の5割以上を占めるが、収入と収益性が今後5年間で低下すると予測されている。ネットワークの近代化、企業の管理レベルの集中・削減、不動産の売却・維持費削減などで、固定電話事業のコストカットを達成、グループの原価償却前営業利益（OIBDA）を39％にすることが2017年の目標であるとしている。
なお、ロステレコム取締役会は、2013年のリスク管理プログラムと予算も承認している。