ロシアの大手通信事業者のビンペルコムとロステレコムがLTEサービスを相次いで開始した。
移動体通信市場第3位のビンペルコムは、同社初となるLTEサービスを、モスクワ中心部で開始した。2013年末までにモスクワのほぼ全地域をカバーする予定。5月中旬、同社は800 MHzおよび2.6 GHzの周波数帯域で作動する104 のLTE基地局をモスクワに設置したと語っていた。
また2013年中に、カリーニングラード、アストラハン、アルタイ地方、アディゲ共和国、イングーシ共和国、カルムイク共和国という六つの地域でもLTEサービスを開始するという。
一方、国営通信事業者ロステレコムも、6月3日、同社初のLTEサービスをソチで開始した。2013年末までに、8地域でのLTEネットワーク展開を計画している。
現在、ロステレコムは、2014年冬季オリンピックが開催されるクラスノダールとソチで、LTEネットワーク展開を続けている。同社は今後、クラスノダール地方の他に、ハンティ・マンシ自治管区・ユグラ、ハカス共和国、北オセチア・アラニア、サハリン州、チュクチ自治管区、ネネツ自治管区、ユダヤ自治州で、LTEサービスを開始するとしている。