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2014.02

  • ロシア
  • モバイル
MTS、「3D戦略」発表‐2014年末までに600都市でLTEサービスを提供

総合通信大手MTSは、2月4日、モスクワで開かれた投資家向け説明会で新しい「3D戦略」を発表した。新戦略はDで始まる三つの分野「Data」「Differentiation」「Dividends」に焦点を当てている。

「Data」は、もっとも速く信頼できる移動体・固定通信ネットワークの提供の努力に関係している。中でもLTEは同社の戦略の柱であり、2013年にサービスが開始され15地域に展開された。2014年末までに74地域600都市への展開を計画している。また長期的には、300MbpsのLTE-Advancedサービス提供のため、所有している800MHz、1800MHz、2.6GHzの周波数帯を集めて一つにすることを計画している。

「Differentiation(差別化)」は、顧客のデジタル生活向上のためにMTSが提供する製品とサービスに関係している。MTSは、GPON(ギガビット対応受動光ネットワーク)構築によりモスクワを世界クラスの接続中心地にし、モスクワの全家庭・オフィスで最大1GB/秒の速度を可能にするとしている。

「Dividends(配当)」は、継続的な業務効率向上と株主還元強化に関係する。慎重な運用手法、安定した投資プログラム、債務管理を通じて、MTSは着実にキャッシュフローを改善しバランスシートの債務を削減できた。これにより、株主配当での大部分のフリーキャッシュフローの支払いの長期的実行という公約を再確認できると説明している。

新戦略の提示の他に、MTSは2014年から2016年のロシアの通信市場や同社の売上等の予測を公表している。