放送事業者Canal+グループ、ITIグループ、TVNグループは、2012年11月30日、有料テレビ事業の統合についての戦略的協定を締結した。衛星放送事業者「ツィフラ・プルス（CYFRA+）」と「エヌ（n）」は統合され、加入者数250万の「nc+」が設立される。nc+の株式の51％をCanal+グループ、32％をTVNグループ、17％をUPCがそれぞれ所有する。
1999年にサービスを開始した国内最大手「ツィフローヴィ・ポルサット（Cyfrowy Polsat）」（加入者数約356万）に対抗するため、各グループは、2011年12月、ツィフラ・プルスとエヌを統合する合弁計画に合意した。欧州委員会の要請を受け、競争・消費保護局（UOKiK）はこの計画について調査を行っていたが、競争上の問題はないと判断し、2012年9月に同計画の承認を発表していた。nc+の設立により、ポーランドの衛星放送市場は、ツィフローヴィ・ポルサットとnc+の2社の複占状態になる。