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2014.03

  • フランス
  • モバイル
2社が2014年6月からLTE-Advancedの商用サービス開始を計画

仏移動体通信市場シェア第3位のブイグ・テレコムは2014年2月21日、同社が2013年10月から2都市で行っているLTE-Advanced試験が順調に進行、最大接続速度が182Mbpsに達したと発表した。

ブイグ・テレコムの予定するサービスの利用周波数帯は、2.6GHz帯、1,800MHz帯、800MHz帯のうち2つの帯域の合計25MHzである。基地局設備については、既存のものの再利用が可能であり、新規に設置する必要はないとされている。同社は4月から6月の間に、試験で使用したLTE-Advanced対応設備の接続状況データを公開し、6月から商用サービスの開始を計画しているという。

LTE-Advancedについては、市場シェア第2位のSFRもブイグ・テレコムと同時期にラボラトリー試験を開始、6月までの商用サービス開始を目指している。また、市場シェア第1位のオレンジは、2月19日、電子通信・郵便規制機関から、LTE-Advanced試験実施の許可を取得した。オレンジの試験の実施期間は2月18日から12月31日まで、場所は南西部の中心都市ボルドーで、対応周波数帯は2.6GHz帯と3.5GHz帯のそれぞれ2×20MHzである。

なお、全国周波数庁(ANFR)が3月1日に発表した月次基地局統計では、仏国内で同庁の認可を受けたLTE基地局の数は1万3,599(前月比5.1%増)で、3G対応基地局の3分の1強である。使用帯域別には、800MHz:4,940(うち1,962がSFR、1,143がブイグ・テレコム)、1800MHz帯:6,373(ブイグ・テレコム)、2.6GHz帯:8,388(うち4,239がオレンジ、1,712がフリー・モバイル)であった。