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2013.02

  • ノルウェー
  • セキュリティ、プライバシー
青少年の半数がネットいじめに遭遇

電気通信事業者のテレノールが実施し、調査会社Norstatが公表したネットいじめに関する調査によると、10~15歳の青少年の56%が、自身あるいは友人がインターネットや携帯電話でいじめに該当するようなメッセージを受け取っていることが明らかとなった。ネットいじめは女子の間でより深刻であり、3分の1の女子が傷つくようなメッセージを受け取ったことがあると答えた。その他、ネットいじめを受けた10人に1人は転校したいと思っていることや、大人に相談する方法は知っているが話すことをためらっているといった実態が調査を通じて浮き彫りとなった。

ネットいじめについては両親の関心も高く、9割の両親がインターネットや携帯電話を通じたコミュニケーションが新たないじめを招いていると答えた。

テレノール、メディア庁、Red Cross、Kids and Mediaといった企業や組織は、2009年から対策キャンペーン「Use Your Head」を立ち上げ、ネットいじめ問題に取り組んできた。同キャンペーンに対しては開始当初からノルウェー政府が支援している。Tajik文化相は「デジタル・メディアの安全な利用を推進する取り組みは非常に重要である。実際、青少年の間ではデジタル・メディアが新たないじめの形態の引き金になっている。Use Your Headキャンペーンはいじめ予防に効果を発揮している」とコメントを寄せた。

ノルウェー政府は「いじめ対策マニフェスト2011」においてもネットいじめ対策を盛り込んでいる。