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2014.12

  • デンマーク
  • 事業者のM&A・国際展開
テレノールとテリアソネラ、デンマークにおける事業を統合

2014年12月3日、ノルウェーに本拠を置くテレノールと、スウェーデンに本拠を置くテリアソネラは、両社のデンマーク事業を統合し、双方が50%ずつを出資する合弁企業を新たに立ち上げると発表した。

事業統合の理由についてテレノールとテリアソネラは、近年、デンマークの通信市場の競争が激化しており、収入と利益の両面で困難に直面しているためと説明している。結果、投資やイノベーションが妨げられ、これらの問題解消も課題として挙げている。両社は2012年に移動体通信網の共有を開始するなど問題解消に努めてきたが、本格的な事業統合によってコスト削減を図り、投資促進や顧客の利益向上を実現していく。

現在、テレノールとテリアソネラは固定・移動体の双方で事業を展開している。移動体市場では4割のシェアを持つ1位のTDCに続く、2、3番手に位置する事業者であるが、事業統合により加入者数は約350万、市場シェアは約45%となり、TDCを越える規模となる。

両社の事業統合計画は欧州委員会による承認が必要となる。欧州委員会による最終決定が発表されるまで、双方の事業者は従来通り別々に事業を展開する。