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2012.12

  • EU
  • セキュリティ、プライバシー
欧州委員会はデジタルアジェンダの一環として、サイバーセキュリティ研究をサポート

世界では15万種類のコンピュータウイルスやその他の悪意あるプログラムが常時インターネットを流布しており、毎日数百万以上の利用者がウイルスなどに感染している。また、ボットによる遠隔操作がサイバー犯罪の温床となっている。こうしたサイバー犯罪は年間7,500億ユーロの損害を世界にもたらしている。

欧州委員会は、欧州サイバーセキュリティ戦略を策定し、サイバーセキュリティとリスクへの具体的対策をとることを2012年11月に表明した。また、サイバーセキュリティを改善するため、各国政府、産業界、大学、NGOと共同で革新技術の開発にあたる。

欧州委員会は2007年~2013年の間で約3億5,000万ユーロをサイバーセキュリティの研究に支出している。そして、2013年~2020年にはセキュリティ、プライバシー、信頼といった重要な産業技術をサポートするために4億ユーロを割り当てる計画である。加えて「安全社会」の研究に4億5,000万ユーロを充当するとしている。

欧州委員会は、サイバーセキュリティの主要問題への対応を目的としたEU出資プロジェクトとして、「サイバー事件の防止」、「安全なソフト及びシステムの設計」、「安全な『モノのインターネット』の促進」、「クラウド環境のセキュリティ」、「暗号ソリューション」を挙げている。