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2013.12

  • ブラジル
  • 電波関連
ブラジル通信主管庁ANATEL、700MHz帯4G用周波数割当方法を決定

ブラジル通信主管庁ANATELは、デジタルTV放送への移行により、空きとなる700MH帯(698~806MHz)をモバイルブロードバンドに割り当てるとして、2013年11月、その割当規則を発表した。

ブラジルでは、Ch14~51(470~698MHz:38×6MHz)をデジタルTV放送専用とし、Ch52~69(698~806MHz:18×6MHz)をモバイルブロードバンドに割り当てることを決定している。

モバイルブロードバンド用の698~806MHzについては、ITU-R勧告M.1036-4(A5:APT700方式)に基づき、次図のとおり割当てられる。
  • 703~708/758~763MHz(2×5MHz)は、公共安全、国防またはインフラに割当てられる。
  • 708~748/763~803MHz(2×8×5MHz)は、パーソナル移動サービス、マルチメディア通信サービスまたは固定公衆電話サービスに割当てられる。その際、1事業者の周波数獲得上限を2×10MHzとするが、割当てに空きのある場合には、1事業者の周波数獲得上限を2×20MHzとする。
APT700方式により、700MHz帯をモバイルブロードバンドに利用することを決定または決定予定の国は、以下のとおりであり、APT700方式はアジア太平洋地域の共通周波数となってきている。
  • アジア諸国(日本、韓国、台湾、インド、インドネシア、ブルネイ、タイ、ベトナム、パプアニューギニア、マレーシア、シンガポール)
  • 太平洋諸国(豪、ニュージーランド、トンガ)
  • 中南米諸国(メキシコ、コスタリカ、パナマ、ブラジル、コロンビア、チリ、エクアドル、ウルグアイ、ベネズエラ、ペルー、パラグアイ)

ブラジルでのアナログTV放送停波は、2016年7月までに実施される予定であり、700MHz帯の周波数オークションは、それまでに実施される予定。

図 デジタルTV放送およびモバイルブロードバンドの周波数割当
(注)GB:Guard Band、GAP:Duplex Gap、T:Terminal、B:Base Station
出所:ANATEL資料等