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2014.03

  • ブラジル
  • ブロードバンド
ブラジルとEU、米国迂回する海底通信ケーブル敷設で合意

ブラジル政府とEUは、2014年2月24日、ポルトガルのリスボンとブラジル・セアラー州のフォルタレザを結ぶ海底通信ケーブルを敷設することで合意した。米国へのデータ伝送を回避し、ブラジルの通信面での米国依存度を減らすことが狙い。

ブラジルのジルマ・ルセフ大統領によると、この合意はインターネットの中立性保障の中核となるもので、ブラジルのインターネット・トラフィックを米国の通信監視から守るという大統領の意思を示すものとしている。

ブラジルと欧州の間では通信ケーブルが存在するものの、老朽化が激しく、音声通信だけに使われている状況。実際のところ、欧州との通信のほぼすべては米国の海底ケーブルに頼っている。

今回発表されたプロジェクトは、1億8,500万US$の投資規模となり、来年より着工の予定で、現時点ではブラジルのテレブラスとスペインのイスラリンク・サブマリン・ケーブルスの合弁事業がケーブル敷設を行うことになっている。