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2014.03

  • チリ
  • 電波関連
チリ、700MHz帯オークションをAPT700方式により実施

チリの周波数規制機関であるSubtelは、700MHz帯(713~748/768~803MHz)の周波数オークションを実施し、2014年2月28日に携帯電話会社3社に周波数を割り当てた。

落札企業はTelefonica、Entel及びClaroであり、表1および表2のとおり、それぞれ2×10MHz、2×15MHz、2×10MHzを獲得し、落札総額は115億チリペソであった。

本件の割当の結果、落札企業は、24か月以内にLTEサービスを全国(人口の98%)で開始し、18か月以内に過疎地および学校にLTEサービスを提供する義務を負うこととなる。

今回の周波数オークションは、APT(アジア太平洋電気通信共同体)が推進する700MHz帯の周波数割当(APT700方式)に従ったものであり、南米で実行されたはじめてのAPT700方式による周波数割当である。

APT700方式は、日本をはじめとしたアジア太平洋地域の諸国で採用されており、南米でもメキシコ、ブラジル等の大半の国々で採用されている。

表1 チリ700MHz帯オークション結果(周波数割当:単位MHz)
注:GB=Guard Band
表2 チリ700MHz帯オークション結果(落札金額)
落札企業名 落札周波数 落札金額(単位:チリペソ)
Telefonica 2×10MHz 4,249,119,967
Entel 2×15MHz 6,880,105,123
Claro 2×10MHz 404,220,370
合計落札金額   11,533,445,460
 注:1チリペソ(CLP)=0.1823円