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2012.10.01

  • ドイツ

【ドイツ】ドイツポストDHL、ブルーダートへの出資比率引き下げを発表

 ドイツポストDHLは9月3日、インドの株式公開に関する規制に従って、ブルーダート・エクスプレス(Blue Dart Express Ltd.)の持株を一部売却し、同社への出資比率を引き下げると発表した。
 ドイツポストは2012年6月末時点で、子会社DHLエクスプレス・シンガポール(DHL Express Singapore Pte Ltd.)を通じ、ブルーダート・エクスプレスの株式81.03%(約1,922万7,000株)を保有していた。
 声明によれば、ブルーダートとドイツポストの今後の協力関係が今回の取引によって影響を受けることはなく、ドイツポストは今後もインド市場に全面的に関与していくという。
 インドの上場会社は、来年6月までに25%以上の株式を公開するよう義務づけられている。
(Blue Dart 2012年9月3日等)

(ひと言)
 ドイツポストDHLは2004年、インドのエクスプレス大手であったブルーダートの株式68%を取得した。その後出資額を引き上げて現在の81.03%とし、同社を完全子会社化しようとしていたが(ボンベイ証券取引所での上場廃止を狙い)、その後、インド証券取引委員会(Securities and Exchange Board of India)は、公開会社への特定大株主の出資比率上限を、2012年までに現在の85%から75%に引き下げることを決めた。
 ドイツポストDHLは以前、未取得株式19%を買い取ろうとしたが、投資家から買い取り価格の引き上げを求められ、「未取得株式19%を買い取ろうとすれば、現在保有する81%を取得するのにかかった費用と同程度か、それ以上の費用がかかる」と判断されることから、ここ1年以上にわたり検討していた。