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物流ワールドニュース

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2011.05.31

  • スウェーデン

【スウェーデン】ポステン・ノルデン、社名変更直後に買収計画を発表

 ポステン・ノルデン・グループ(Posten Norden Group)は2011年5月17日、社名をポストノルド(PostNord)に正式に変更した。傘下のスウェーデン・ポスト(Posten)、デンマーク・ポスト(Post Danmark)、およびストラルフォルス(Stralfors:スウェーデン・ポストの子会社で、情報物流関連事業を手がける)は、引き続き旧社名を使用する。
 社名変更直後の18日、ポストノルドは、ノルウェーの運送・物流上位10社に入るイーク・トランスポート(Eek Transport AS)を買収することで合意したと発表した。ポストノルドは今回の買収により、成長中のノルウェー物流市場で地位を強化しようとしている。
 ポストノルドがイーク・トランスポートの買収を決めた背景には、グループの収益の減少を食い止めたいとの思惑がある。
(PostNord 2011年5月18日等)

(ひと言)
 ポステン・ノルデン・グループ:2009年にスウェーデン・ポストとデンマーク・ポストの合併により結成された。スウェーデン・ポストとデンマーク・ポストの株式をそれぞれ100%保有するポステン・ノルデンAB(持ち株会社)の株式はスウェーデン政府が60%、デンマーク政府が40%保有する。ただし、投票権は50%ずつ保有。
 当初ポステン・ノルデンは3~5年のうちに株式公開予定であり、両社の株主合意によれば、合併後4年間は、両当事者が同意した場合にのみポステン・ノルデン株の上場を開始することができるとしていたが、2011年3月、スウェーデン国会はポステン・ノルデンを含む国有企業売却中止案を可決している。