2012.01.05
【オランダ】TNTエクスプレス、インド国内道路配送事業を売却
TNTエクスプレスは、インドへの国際輸送サービスに注力するため、インド国内道路配送事業をIndia Equity Partners（IEP）社のロジスティクス子会社に売却したと発表（本売却は、2011年12月30 日）。
今回の売却は、TNT エクスプレスの事業配分における、インド国内道路配送事業の今後の見通しを広範に再評価した結果という。
インドへの国際輸送サービスは、TNT エクスプレスの世界規模の相互接続ネットワークを介して継続される。また、特に医療やサービス・ロジスティクス分野など、顧客固有の特別なサービスも引き続き提供される。
TNTエクスプレス とIEP は、今後も協力し、今回の売却に伴う業務の移行を確実に実施するとしている。
（TNT Express 2011年12月12日等）
（ひと言）
インドの国内道路配送事業を売却した一方、TNTエクスプレスは12月、シンガポールに東南アジア地域の陸上・航空輸送の安全を確保するため、保安指令センターを開設した。同センターは、TNTエクスプレスの「アジア道路網（Asia Road Network）」を移動するトラックと品物の監視等を行う。
2005年に構築されたアジア道路網はTNTの航空輸送網に接続している。2011年9月にはTNT Hoauが運営する中国国内の日付指定道路網と統合したことを発表しており、業界で唯一のアジア全域を網羅する定期的な日付指定道路網（中国、ベトナム、カンボジア、ラオス、タイ、マレーシア、シンガポール）が構築された。