2012.09.03
【英国】ロイヤルメールの「隣人代理受取り制度」、9月に本格開始
ロイヤルメールは、大型郵便物等の宛名人が不在の際に隣人が代理で受取ることのできる「隣人代理受取り制度」を9月下旬から全国で開始する。
昨年末から実施された実用化テストでは、利便性などを理由に9割以上の利用者が制度に満足していると述べた。
実施にはOfcomの認可を待たなければならないものの、8月下旬には、制度の概要をまとめたリーフレットを全国2,900万世帯に配布、周知する。
（ロイヤルメール 2012年8月17日等）
（ひと言）
ロイヤルメールのこのサービスは、2011年8月に提案され、11月末から試行を開始し、2012年6月に終了したもの。同サービスの対象となるのは、受取署名の必要な郵便物や郵便受箱に入らない大きな郵便物に限られる。利用者は、隣人への代理受取りの依頼とともに隣人の不在郵便物の預かりの両方について、従来の方法と新制度のいずれかを選択することができ、軒先にステッカーを掲示して意思表示をする。ロイヤルメールは郵便物が最終的に宛先人に届くまでの間、郵便物に対して責任を負う。
Ofcomの公開諮問は、2012年9月12日に締め切られる予定。