2012.09.03
【米国】USPS、国際小包サービスを「市場支配的」商品から「競合的」商品へ変更を申請
USPSは国外に発送されるファーストクラス・インターナショナル・パッケージ・サービスの分類を「市場支配的」商品から「競合的」商品に変更することを郵便規制委員会 (PRC) に申請。この申請の中で同サービスはすでにFedEx、DHL、UPSなどと競合していると説明している。
分類を変更することでUSPSは米国外へ発送されるファーストクラス小包の料金を自由に設定可能になり、その値上げについてもインフレ率に縛られることはなくなる。
（PRC 2012年8月等）
（ひと言）
USPSは9月中旬に競合的商品の料金改定を発表する見込みで、これにファーストクラス・インターナショナル・パッケージ・サービスの新料金も含めるために9月10日までにPRCが決定を下すよう求めている。
PRCは7月20日には国内の小包地上配送サービスである「Parcel Post」を「市場支配的」商品から「競合的」商品に分類変更することを認可している。
USPSはPRCが、小規模事業者を含むほとんどの小包発送者は民間配送事業者も利用していることを認めたとし、USPSの料金値上げは小規模事業者に大きな影響を与えることはないとしている。