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物流ワールドニュース

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海外主要国及び国際機関等における物流・郵便事業に関する最新の情報を定期的にホームページに掲載していきます。

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2012.06.01

  • オランダ

【オランダ】オランダ競争庁、ポストNLの支配的地位乱用はなしと判断

 ポストNL(PostNL: 旧TNTポスト)と競合する民間会社サンド(Sandd)は、ポストNLの競争規則違反はなかったとする2009年の判決を不服として控訴していたが、オランダ競争庁(NMa)は5月22日、「ポストNLはオランダ国内で支配的地位を濫用してはいない」と結論付け、サンドの訴えを退けた。
 NMaは判断の理由について、「ポストNLの郵便子会社ネットワークVSP(Netwerk VSP)が、ポストNLの配達網を無料で利用することによって原価を下回る価格を実現し、不当に競争を排除していたという証拠はない。また、ネットワークVSPは2009年以後、宛名付き郵便配達事業を営んでおらず、状況は変わった」と説明した。
(NMa 2012年5月22日等)

(ひと言)
 スウェーデンでも、スウェーデン競争庁(Konkurrensverket)がこの5月に、スウェーデン・ポスト(Posten)の大量差出郵便サービスの価格設定について行った調査の結果を公表し、「市場支配的企業には、その効率性の高さを競争に活かす権利があるため、スウェーデン・ポストが市場での地位を濫用しているとはいえない」と結論づけ、同社に対する訴えを退けている。