2012.07.05
【ニュージーランド】ニュージーランド・ポスト、DHLとの合弁を解消
ニュージーランド・ポストは、DHLと折半出資している2社 ― エクスプレス・クーリエズ・リミテッド(Express Couriers Limited: ECL)と、オーストラリアのクーリエズ・プリーズ(Couriers Please Pty Ltd: CPPL)を傘下にもつパーセル・ダイレクト・グループ(Parcel Direct Group Pty Limited: PDG)― について、DHL側の出資分を買い取り、完全子会社化することでDHLと合意した。
合弁を解消するにあたり、ニュージーランド・ポストとDHLエクスプレスは、互いのエクスプレス配達業務を(世界的レベルではDHLエクスプレス、ニュージーランド国内ではECL、オーストラリアではCPPLを通じて)支援し合う旨の戦略的合意を締結した。
(New Zealand Post 2012年6月25日等)
(ひと言)
エクスプレス・クーリエズ・リミテッド(ニュージーランド国内で「クーリエポスト(CourierPost)」「コントラクト・ロジスティクス(Contract Logistics)」「ロードスター(Roadstar)」といった主要ブランドを展開)は、ニュージーランド国内市場および国際市場での地位を強化したいとして、世界に通用するブランドと提携する機会を探っていたニュージーランド・ポスト及び、オーストラリアとニュージーランドの宅配市場で優位に立ちたいとしていたDHLが2005年に設立した合弁会社。
さらに、ニュージーランド・ポストとDHLは2008年、オーストラリアにエクスプレス事業合弁会社を設立した。