2012.03.02
【ハンガリー】ハンガリー・ポストなどの共同企業体、国内4番目の携帯電話事業者となる
ハンガリー・ポスト(Magyar Posta)、ハンガリー電力公社(Hungarian Electricity Works: MVM)およびハンガリー開発銀行(Hungarian Development Bank)(いずれも国有企業)子会社から成る共同企業体「Negyedik mobil」が、900メガヘルツ帯オークションで最大規模の周波数割り当てを落札した。
ハンガリーでは、従来から900メガヘルツ帯等の新規事業者への割当て計画が進められており、今回はその一環として実施されたもの。現在は、T-Mobile、Telenor、Vodafoneの現地事業者3社がサービスを提供している。
Negyedik mobilは、今回のオークションの結果、ハンガリー携帯電話市場の4番目の事業者となった。
(国家メディア・情報通信庁(MNHH) 2012年1月31日等)
(ひと言)
Negyedik mobilが国有企業の共同企業体であることから、優遇措置ではないかとの一部批判があるが、ハンガリーの電波規制機関「国家メディア・情報通信庁(MNHH)」は、規制機関と事業者が相互に独立している限り問題はないとの立場を示した。