2013.05.29
【英国】ロイヤルメール、従業員持ち株制度に管理サービス会社Equiniti社を指名
ロイヤルメールは、同社の株式の一部を従業員に割り当てる従業員持ち株制度について、暫定的ながら、同スキームの株式登録機関および運営管理者としてEquiniti社を指名した。Equiniti社は、従業員株式制度(Employee Share Plans：ESP) 管理サービスを提供する英国の大手企業で、FTSE 100 企業の50％を顧客に抱えている。
なお、Equiniti社選定にあたっては、ロイヤルメールとともに、ビジネス・技術革新・技能省のからの代表もこの作業に携わったが、この制度の具体的な内容や実施時期については、政府が決定するため、最終的な決定は行われていない。政府は2013-2014年会計年度中に株売却を目指している。
（Royal Mail 2013年5月16日等）
（ひと言）
2011年郵便サービス法第3条の「ロイヤルメールのオーナーシップ：従業員持ち株制度」で、同社の株式の少なくとも10％を従業員に割り当てることが盛り込まれた。
2013年4月、議会では、ロイヤルメール株売却を今年度中に実施したいとする政府の意向を打ち出している。