2012.03.02
【韓国】サムスン電子が米通信キャリア2社とサウジのキャリアにLTE装置供給へ
2月21日付の外信報道によると、サムスン電子が米国のモバイルキャリア2社とLTE装置供給契約を締結した。同社のネットワーク産業部常務ホン・イクピョ氏は、米国の大手と中堅のキャリア2社と契約したことを明かした。公式発表は5月の予定という。サムスンはLTE端末では世界市場1位だが、LTE装置分野では、エリクソン、Huawei、ノキアシーメンスに遅れをとっており、今回の契約で、LTE装置市場でも存在感を増したことが評価される。さらに、2月28日のMobile World Congress2012では、サウジアラビアの大手キャリアMobilyにLTE基地局1,000式を供給したことが明らかにされた。
サムスンは、今年は世界のLTE装置メーカーで上位3位入りし、2015年にはルーターとスイッチ分野でも世界市場で3位入りを目標としている。アジアの無線装置市場でエリクソンに勝つという目標を立てていることも明らかになった。特に、世界でもLTE全国網が最も早く構築されている国内キャリア3社にLTE装置を供給することにより、性能検証できたことも有利な点として挙げている。現在、サムスンは世界の30数社とLTE事業協力について交渉中としている。