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ICTワールドニュース

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研究員が日々収集・作成する情報の中から、現在日本での関心度が高いと考えられる、米・欧・アジアをはじめとした世界の主要なICT関連ニュースをセレクトして定期的にホームページに掲載していきます。

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2012.01.12

  • フランス

【フランス】800MHz帯のLTE事業免許を既存3社が落札

 仏電子通信・郵便規制機関(ARCEP)は2011年12月22日に、800MHz帯でのLTE事業免許入札を実施、応札4事業者のうち3社が落札したと発表した。落札総額は26億4,000万ユーロ(約2,688億円)に上る。800MHz帯では、4ブロックの周波数帯が入札対象とされており、ブロックごとに設定されていた最低料金基準は、ブロックA(791-801MHz及び832-842MHz)-4億ユーロ、ブロックB(801-806MHz及び842-847MHz)/ブロックC(806-811MHz及び847-852MHz)-各3億ユーロ、ブロックD(811-821MHz及び852-862MHz)-8億ユーロ。1事業者が取得可能な帯域は15MHzまでとされていた。
 
 各事業者の落札した周波数帯と落札価格は以下のとおり。
・ブイグ・テレコム(Aブロック)-約6億8,310万ユーロ
・SFR(B+Cブロック)-約10億6,500万ユーロ
・オレンジ・フランス(Dブロック)-約8億9,100万ユーロ
 
 正式の免許付与は1月上旬に実施される予定で、上記3事業者には、免許取得後15年以内に各県で人口カバレッジ95%以上(平均で99.6%)を達成する、ネットワーク全域でMVNOの接続要求を受け付ける等の義務が課される。また、2.6GHzでLTE事業免許を取得しているフリー・モバイルは、ルーラル地域でのサービス展開において、800MHzのネットワークの利用が必要な場合には、SFRにローミング契約を要求する権利を有するとされた。なお、今回の入札で応札した新規参入事業者フリー・フレカンスは、書類上では問題なしとされたものの、提示金額が低く落札を果たせなかった。