2012.04.04
【中国】工業情報化部、電子商取引の第12次五ヵ年規画を発表
工業情報化部は3月27日、電子商取引の第12次五ヵ年規画を発表した。主な内容は以下の通り。
発展目標については、2015年までに、電子商取引額を18兆元（約240兆円）に引き上げ（2010年現在が4兆5,000億元）、うち、B2B業務の取引額を15兆元（約200兆円）以上とする。また、インターネットを通じた企業の調達額及び販売額をそれぞれ調達額及び販売額全体の50％、20％以上とする。インターネットを利用する小売業の規模（B2C、C2C）を3兆元以上とし、小売業全体に占める割合を9％以上とする。また、大企業については、電子商取引を利用するサプライチェーンの構築を完了させ、一部の有力企業は国際的電子商取引システムを構築する。電子商取引を利用する中小企業の数を中小企業全体の60％以上とする。国際的影響力のある電子商取引事業者を育成する。
重点任務については、①大手企業の電子商取引業務利用水準の向上、②中小企業に対する電子商取引利用の普及、③農業、工業、交通、教育等の産業における電子商取引のアプリケーションを推進、④インターネットを利用する小売業の大規模な発展推進、⑤電子商取引を利用する政府調達の普及、⑥海外進出の推進、⑦モバイル電子商取引の推進、⑧物流などを含む電子商取引サポートシステムの構築、⑨セキュリティ保障及び技術的支援の促進、である。